ネットワークが必須の現代社会。
情報社会になればなるほど、ITに関するリテラシーの認識力が問われてきます。
仕事をするにも、IT技術がない仕事はほとんどなくなってきているのではないでしょうか。
また、仕事ではなくとも、大多数の方はスマートフォンやPCを持っていたり、使っています。←そもそもネットに繋いでいないと、このページに来れてもいませんよね。
会社員でなくとも、このようなことへの理解が不足していると、業務や顧客情報の流出や、重大なトラブルにも繋がりかねません。
ITリテラシーについての概要・構成要素・向上するためのポイントなどをまとめました。
ITリテラシーとは
ITリテラシーとは何を意味するのか。
「リテラシー(literacy)」とは、読解記述力を意味する言葉ですが、「特定分野に関する知識や理解能力」といった方がわかりやすいかと思います。
また、ITリテラシーの場合は若干意味合いが違ってきます。要約すると「ネットワーク・セキュリティなど、ITに関する要素を理解・操作する能力」ということになります。
現代社会では、小学校に入る前からITの触れる機会が多いですね。お子さんでもスマートフォンで動画サービスなどを見ているご家庭も多々あると思います。
挨拶をする、人が嫌がることをしないなどの常識を教えますよね?
それと同様に、小さいうちからITリテラシーを身に付け、その上で社会生活に送り出すのが大事だと思います。
ITリテラシーが低いことによる問題点
ITリテラシーが低いと、どのようなリスク・問題があるのでしょうか。
1、SNS情報の流出・個人や仕事先情報の特定
SNSなどで多くの人に敵意や興味を植え付けてしまう可能性のある炎上。
不謹慎なことや常識外れなことを載せたらまず炎上。たとえ炎上元のブログなどを消したとしても、一旦ネット上に画像や情報が流出してしまうと、その画像や情報を削除することはほぼ不可能です。
勤務先や住んでいる地域などを特定されたりすることに繋がりかねません。
また、他人に「自分の個人情報」を流出されてしまった場合も同じです。
特定する側の人間は、例えば「自宅の窓から映る景色」でも割り出してしまう可能性が非常に高いです。
ネットニュースでも見た記憶があるのですが、「被写体の瞳に映る景色」から場所を割り出すという事例もありました。
2、チャットツールによる情報漏洩
業務上・個人使用問わず、チャットツールが多々あります。
セキュリティ意識の高い企業であれば、ツールの安全性の担保が取れない限り導入しないでしょう。
また、業務用端末を貸し出したとしても、認証していないツールやアプリケーションをインストールすることも制限していたりします。
自身で業務上の情報漏洩をしてしまうと、重大な責任問題にもなりかねませんし、信頼が失われてしまし、重要な役職につくこともできなくなるかもしれません。
3、公衆の場での管理意識の低さ
現代の日本では、街中の至る所にフリーWi-Fiスポットがあります。
詳細は省きますが、フリーWi-Fiを使う事による情報流出の危険性はとても高いです。
また、不特定多数がいる店内でロックをかけていないPCやタブレットをテーブルに置いて席を離れたり、通話で仕事の話をするのは論外ですね。
私自身での体験ですが、アプリ経由で薬を処方してもらうときに、渡されるときは名前で呼ばれたので「これはないな」と感じました。このご時世、せめて番号などで対応する方が匿名性が高くなり、安全だと思います。
これは特に若い女性や高齢者だった場合、悪意を持つ人間に特定される恐れがありますよね。
ITリテラシーの三本柱
ITリテラシーとは、以下三つで構成されています。
■情報基礎リテラシー:情報を取捨選択する能力
■コンピュータリテラシー:パソコンの操作に関わる能力
■ネットワークリテラシー:インターネットの概念に関わる能力
これらを簡単にご説明します。
情報基礎リテラシー
「情報を探し出す能力」「情報を精査する能力」「情報を使う能力」の3つの能力を指しています。
ただし、いくら情報を探し出すのが早くても、フェイクニュースや偽の情報であれば意味がないばかりか、逆に被害を与えてしまう可能性があります。
「ネット上に転がっている情報は大半は嘘である」という認識を持って、情報に接しましょう。
また、このことを教育することも重要です。
コンピュータリテラシー
パソコンやタブレット、スマートフォンなどの「コンピュータを扱う能力」や「コンピュータに関連する知識」を指します。
スマートフォンに慣れている若い世代では「キーボード操作になれない」という話を聞いたことがあります。
現状では、IT業務で使うものはキーボードによるタイピングやマウス操作が求められます。
また、MicrosoftのWord・Excel・PowerPointや、フリーオフィスソフトのLibraOfficeは最低限使えることが水準だと思います。
会社によっては、最低限のプログラミング知識を求められる場合もあるでしょう。
例えば、会社のWebページを作る施策がある場合は、HTMLやCSS、JavaScriptの言語や、Apache、PHPなどの内部で動作しているシステムや言語などですね。
ネットワークリテラシー
「ネットワークのシステム」「ITセキュリティに関する技術的な知識を理解する能力」を指しています。
または、「インターネットの正しい使い方」「インターネットを利用するうえでのモラル」などを意味する場合もあります。
最低限、プライバシー保護やセキュリティ対策は個人レベルで行わなければ意味がありません。
なぜかというと、たった一人のリテラシーがない人間のせいで、企業のシステムに侵入され、損害を与えてしまうことがあるためです。
前述した、SNS関連もこちらに分類されます。
ITリテラシー教育
具体的に、ITリテラシーはどう教育するのかいいのか。
学校であれば「情報流出によって、どんな被害や影響が考えられるのか」や「誹謗中傷することによる相手へのダメージと、自分自身に返ってくる損害責任の重大さ」でしょうか。
まあ日本の教育機関というものは閉鎖的すぎるので、損害責任の重大さというものは理解できないのではないですかね。
「ITパスポート」という試験でも理解を深めることができるのでお勧めします。
後述しますが、ITリテラシーの高い企業に関わることでも勉強になりますね。
企業内でのITリテラシー
務める企業でのITリテラシーが高いか低いか、というのも重視した方がいいかもしれません。
ITリテラシーの低い会社では、以下の観点から危険性が高いと考えています。
- セキュリティに関する知識や対策がなければ、ウイルスやマルウェアの添付されているメールが届いても気にせず開く。そのため、フィッシングサイトへのURLリンクを踏んだりする可能性が高くなる。
- IDやパスワードの使い回しや不特定多数の共有による個人情報の流出。
- 外部記憶媒体(USBメモリなど)による情報持ち出し・ウイルスの感染。
- SNSへの掲載による危機管理想定。
- 社内コンプライアンスを重視しないことによるリスクマネジメントの欠如。
情報社会である現代では、業績や売り上げを伸ばすためにはインターネットが必須です。
ITリテラシーやコンプライアンス遵守ができない企業では、従業員の確保が困難だったり、企業間連携するにも信用に欠けてしまいます。
ITリテラシーの高い会社のほうが、今後も成長でき、生き残れると思います。
最後に
ITリテラシーについて理解できたでしょうか。
「自分はITリテラシーが高い」と思っていても、どこに落とし穴が潜んでいるかわかりません。
日々、新しい情報を吸収し、油断しないように心がけていきましょう。