ここ最近、レコード自体の人気が再燃していると言われています。
Lo-FiヒップホップもYoutubeで人気があり、音源にもあえてレコードノイズを入れてみる、といった技法もあります。
私もレコードとレコードプレーヤーを持っており、嵩張る&場所を大幅に取られるため徐々に整理をしている関係で
「どこが高く売れるのか」のみで比較検討しました。
不要になったレコードを処分しようと思っている場合の参考となると思います。
比較対象
今回は以下で比較しました。
比較基準は「買取業者(名前は伏せます)の見積もり結果(メール)」と「売買フォームでの価格」となります。
結果を知りたい方は目次より飛んでください!
業者
- レコード買取業者A
- 中古品買取販売店
- Yahoo!オークション
主な見積もり対象レコード
- James Broun 【STORY】
- ピチカート・ファイブ 【PIZZICATO FIVE MADE in USA】
- YMO 【BGM】
- 小島麻由美 【Adieu】
- 杏里 【ヘブン・ビーチ】
- スチャダラパー 【スチャダラ外伝】
- 山下達郎 【ライドオンタイム】
- Miles Davis 【King of Blue】
事前準備
査定に出す前に、以下、事前準備・調査をしています。
- レコード番号・タイトルでの流通価格調査
- ジャケットの乾拭き
- ビニールケースのアルコール拭き
- レコード盤面のクリーニング
- 再生・盤面歪み確認
注意する点としては、
- ジャケットの乾拭き;水は使わない、もしくは硬く絞って優しく拭く。
- ビニールケースのアルコール拭き:ジャケットやレコード盤面にアルコールがかからないように注意する。
- レコード盤面のクリーニング:専用クリーナもしくは毛羽立たなく柔らかい布で手垢・指紋を拭き取る。
上記のように、自分が買う側としたときを考えて綺麗にしておくのがよいです。
レコード買取業者
見積もりフォーム(アプリ)の指示通り、
- ジャケットの背が見えるように撮影
- 取引されやすい商品は別で撮影
- 見積もりフォーム(アプリ)で依頼
合計150枚ほどでしたが、メールでの回答には「写真からはアーティストやタイトルが判別できない」でした。
一度に多数のレコードを写したので、自分としても判別しにくいとは思っていましたので
メール返信で「アーティスト名、タイトル、レコード番号(型番)」と合計枚数、ざっくりとしたジャンルを記載し、送信。
返答結果は「¥11000〜¥28000」でした。査定内訳不明です。
中古品買取販売店
街中によくある、全国展開しているお店です。
持ち込んで査定してもらいました。
査定結果は「¥10000」行かない金額でしたのでお断り。
徒労に終わりました・・・。
Yahoo!オークション
有名なオークションサイトですね。
出品・落札集計期間は7月〜8月となります。
ちなみにここで出品したのが大正解。
主な落札対象レコード・落札金額
- James Broun 【STORY】:¥1300
- ピチカート・ファイブ 【PIZZICATO FIVE MADE in USA】:¥3000
- YMO 【BGM】:800¥
- 小島麻由美 【Adieu】:¥6000
- 杏里 【ヘブン・ビーチ】:¥19500
- スチャダラパー 【スチャダラ外伝】:¥2400
- 山下達郎 【ライドオンタイム】:¥3500
- Miles Davis 【King of Blue】:¥5000
合計¥41500となりました。
送料は落札者様持ちにしたので、こちら側で負担するものは
- ヤフオク手数料
- 梱包材料:プチプチ
- 梱包材料:ビニールテープ
それ以外はプチプチを包む段ボールが必要ですね。
ここで売れなかったものを買取業者に持っていく方が賢いのではないでしょうか。
高く売れる業者の結果
- レコード買取業者A:¥11000〜¥28000
- 中古品買取販売店:¥10000未満
- Yahoo!オークション:¥41500
結果はYahoo!オークションがダントツですね。
ただし、即金が必要なく、時間をかけて出品・梱包・発送が苦にならなければという前提があります。
前提条件が合わない方であれば、買取業者に売ってしまうのが手っ取り早いですね。
また、オークションでは売れない可能性も高いことも留意しておきましょう。
ヤフオクでレコードを高く落札してもらうには
では、ヤフオクでレコードを出品〜取引完了までの流れです。出品できるアカウントを持っていることを前提に書いていきます。
- 出品するレコードのクリーニング
- 出品するレコードの撮影・説明文記載、値段設定(ヤフオク上で作業)
- 出品
- 入札
- 落札・落札後対応(発送コード発行)
- 梱包
- 発送
- 落札者からの到着連絡待ち・落札代金の受領
この流れで、特に大事かな、と思うのは
1、出品するレコードのクリーニング
2、出品するレコードの撮影
7、梱包
と思います。
1、出品するレコードのクリーニング
事前準備で済んでいたらこの作業はスキップしてください。
再生確認などでレコードを触る場合は持ち方をに気を付けるが、貴重品などを触る場合の手袋を使うと大変楽です。
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2、出品するレコードの撮影・説明文記載、値段設定
レコードの撮影は、以下の画像があると入札を検討してもらいやすいと思います。なるべく綺麗な状態なのか、汚れはどの程度なのかがわかればOK!
- ジャケットの表面
- ジャケットの裏面
- 歌詞カード
- 帯の有無
- レコード両面
- レコードの傷の有無
- その他付属品
撮影が終わったら、アーティスト名やタイトル、レコード番号、状態や注意事項について記載しましょう。
私は下のように撮影しでいます。
3、出品
出品時の値段は、ヤフオク内で売れている金額の平均で設定します。状態やレア度によっては高く設定してみましょう。
売れなければ再出品時に値下げします。
レアかどうかはレコード番号で検索してみないとわからない点が多いです。
例えば松任谷由実さんの「ひこうき雲」であれば、通常盤は帯が「黒」ですが、高音がつくのは「銀」帯となっているようです。
4、入札
入札されるまで気長に待ちましょう。
アクセス数・ウォッチ数によって再出品時に値段を下げるか検討します。
5、落札・落札後対応
落札されたら、落札者からのアクション待ちです。
メッセージで「取引ナビ以外」に、「メールアドレスに連絡して」という連絡がある場合は、落札者のアカウントが乗っ取られている可能性が高いので、そのまま取引ナビで連絡を取ってください。
落札者から取引ナビで入金連絡がきたら、次の作業です。
6、梱包
例として、必要なものは画像を参照してください。
まずはレコードをプチプチで包みます。
次に、プチプチをしっかりとテープで巻きます。
プチプチで包んだ後は、Amazonやスーパーで分けてもらった空ダンボールで包みます。
このとき、ダンボールからレコードがはみ出さないようにしっかりと梱包しましょう。
7、発送
梱包ができたら、取引ナビより「発送コード」を発行します。
発送方法によっては変わることがあります。
発送コード発行後は、郵便局へ持ち込みもしくはローソンのLoppiでレシートを発行し、レジで対応してもらいます。
発送したら、取引ナビで発送完了の連絡を忘れずに。
8、落札者からの到着連絡待ち・落札代金の受領
レコードが届いたら、落札者より到着の連絡・落札代金の振込がされます。
最後に落札者の評価を入力して、完了となります。
最後に
今回はレコードを売る場合、どこで売るのが良いのかをまとめてみました。
買取業者とオークションでの比較ですが、以下のように各状況に応じて選択してもらうのが良いかと感じました。
- 手間をかけたくない→買取業者
- 端金でもいいから即金が欲しい→買取業者
- 大量のレコードをすぐに処分したい→買取業者
- 手間がかかっても高音で売りたい→オークション
- 即金は不要→オークション
- 少しずつ整理したい→オークション
- ネットでの売買の経験をしたい→オークション
オークションは個人間取引なのでリスクを避けたい場合も買取業者とした方がよいですね。
思い出の詰まったレコード、是非とも同じように大切にしてくれる人に渡ってもらうことを願っています。